~パーツで選ぶパソコンの選び方~ メモリについて
皆様こんにちは、久喜PCサービススタッフの荒木です。
今回も引き続きパソコン選ぶ際にお役に立てるよう各パーツの解説をしていきます。
さて、今回紹介するのは一般的にメモリと呼ばれるRAM(Random Access Memory)についてです。
この部品は前回前々回と解説したCPUが作業を行うためにデータやプログラムを一時的に読み書きするためのものです。
分かりやすく説明すると、CPUを作業者に見立ててメモリを作業机として例えられます。
作業机(メモリ)が広ければ広いほど作業者(CPU)の仕事が捗りますし、逆に作業机が狭いと作業者が本来の力を発揮できません。
大まかなメモリの概要が分かったところで、メモリを選ぶ上で最も重要な要素である容量についてお話します。
パソコンに実装されるメモリにおいて現在主流となっている容量が、2GB、4GB、8GB、16GB、32GB、64GB、と2の累乗の容量で規定されています。
これはパソコンが二進数で処理されいるからですが、詳しい解説は煩雑になるため省略させていただきます。
次に使用用途に合ったメモリ容量の選び方について解説します。
1. 2~4GB スムーズに利用するのはもはや不可能
古いOSであるWindows7の時代はソフトのメモリ使用量も少なく、かつては4GBがパソコンのメモリ容量として主流でした。
時代は流れてWindow10,11の時代になり、各ソフトのメモリ使用量が増えたことにより、現在は4GBでは普段の作業にも支障が出ます。
2. 8GB 最低限必要な容量 オフィスワークなどに☆おすすめ
ワード、エクセル等の文書作業やメールの送受信をストレスなく行える最低限の容量です。
複数のソフトを同時に動かしたり、ブラウザのタブを数十個も開くと動作が重くなる場合がありますが、
動画編集等の重い作業をしないライトユーザーの方には8GBで不足はないと思います。
3. 16GB ゲームや動画編集はここから☆おすすめ
ゲームや動画編集等のマルチタスクを行う場合は16GB を搭載することをお勧めします。
そのほかの用途を考えられている方でも、16GBほど容量があればよほどのことがない限りメモリに余裕が生まれるので、
これからパソコンを購入されるかたは16GBのメモリが搭載されているものをお勧めします。
4. 32GB~64GB ゲーマーやクリエイター向け
3Dデザインや最新ゲーム等を利用するユーザーには32GBが主流になりつつあります。
現状では16GBでもメモリ容量が不足することは稀ですが、将来性を鑑みて32GB、あるいは64GBのメモリを実装するのはアリです。
まとめとして、一般的な利用をする場合(動画視聴、ネット検索、文書作成など)メモリの容量は8GB、あるいは余裕を持たせて16GBを選択することがお勧めです。
それでは今回はこの辺りで失礼します。次回はメモリの規格や世代について紹介する予定です。