~パーツで選ぶパソコンの選び方~ HDDについて

ご無沙汰しています。スタッフの荒木です。

 

今回はHDDの特性について解説していきます。

前回解説した様に、HDD(ハードディスクドライブ)は長らくパソコンのストレージとして使用されてきた部品の一つです。

長く使用されているにはもちろん様々なメリットが存在していまして、低コストの割に大きな容量を提供できる点などが挙げられます。

 

しかしながら、機械としては成熟しきってしまっているため、後発のSSDに現在は押され気味です。

この二つを比べた際の最も顕著な差はデータの処理速度になります。

SSDはフラッシュメモリに電気的に情報を書き込む一方で、

HDDは磁気でディスクに物理的に情報を書き込む方式を取っています。

この方式の違いによって、SSDはHDDのおよそ3倍の速度を実現しています。

 

最近のアプリケーションやOSが要求するデータ転送速度が増えているのもあって、

HDDでは一つ一つの処理にかなり時間が掛かってしまいます。

実際、お客様が店舗にお持ち込みいだたく動作の遅いパソコンの原因はほぼHDDに起因しています。

 

以上の理由から現在ではHDDは画像や動画を保存する等の静的な運用が望ましいでしょう。

SSDでは高額になってしまう16TB程の大容量でもHDDであれば比較的安価に調達できます。

データ転送速度をそれほど必要としない保存用であればHDDはまだまだ活躍できそうです。

 

余談になりますが、当社の新事業として”SSD交換ドクター”がスタートしています。

速度が低下しているHDDや容量の少ないSSDを新しいSSDに換装するサービスになっておりまして、

ネットを介して埼玉県、茨城県に限らず全国のお客様に向けて依頼を受け付けております。

詳しくは公式サイトをご覧ください。https://ssd-x.com/